3月18日、尾道にてカクワカ広島×議員ウォッチ「広島キャラバン in 尾道」を開催しました!受け入れをしてくださったのは、4月の統一地方選で市議会議員に立候補予定の田中ふみえさん。カクワカでは先日の東広島でのキャラバンに続き2回目、47都道府県をめぐる議員ウォッチ47では21件目の訪問となりました。
実施場所は、”ひろじい”さんが運営をされている「瀬戸内コミュニティハウスわたの家(や)」。入口から鶏や豚、犬などいろんな動物に出迎えられ、ひろじいの特製ランチをいただいてイベント開始となりました。0円食堂や焚き火、お祭りなどいろんな催しを企画しているというひろじいのステーキランチは絶品でした。
カクワカ、議員ウォッチのメンバーによる講演
会場には田中さんの呼びかけにより10人の方々が集まってくださいました。冒頭は、共同代表の田中美穂から、カクワカの活動を紹介。驚くことに、参加者のほぼ全員が、カクワカを知ってくださっていて、嬉しかったです。これまでの面会の記録をご紹介して、岸田首相さんはじめまだ会えていない議員たちの表記を見て、会場から「はー」とため息の声。。。
続いて髙垣慶太から、現在の核兵器問題について解説後、核兵器禁止条約の背景や意義、締約国会議での活動などについてお話しました。国際赤十字のユース代表としての活動や、会議後に始めた「世界のヒバクシャと出会うユースセッション」について紹介し、「核をめぐる全てのプロセスで被害者が出てしまう」と訴えました。
共同代表の高橋から、全国各地をキャラバンしてきた様子を紹介して、①核の持ち込みを拒む規則が行政の判断によって実現した前例(非核神戸方式)、②静岡などでは、自民党議員が主導して、地方議会から「核兵器禁止条約への日本の参加を求める意見書」が採択された事例、③ジェンダー不平等と核兵器の関わりなどについて伝えました。
メンバーの岡島由奈は、現在展開中の「G7各国首脳が被爆者の方と面会し、平和記念資料館を真剣に見学することを求める」署名について紹介し、「首脳たちがただ被爆地に集まり、写真を撮り、従来通りの議論を行うことが『平和へのコミットメント』だとは思えない」と伝えました。
参加者の皆さんと意見交換
講演後、参加者の方からは、「意思決定の場におけるジェンダーの問題について、具体的にどのような取り組みができるのか」、「核の脅しによる平和を疑うとはどういうことか?」「NPTで認められた核保有国と現在言われる保有国9カ国というのは、どういう関係なのか」などさまざまな質問をいただき、その後も「はだしのゲン」を含む平和教育のあり方などについて意見交換を行いました。
また岡島は、高校の友達や先生に取り組んでいる平和活動について話しにくかったことについて語り、「周囲の友達も『核兵器があることは仕方ない』と思っている」と。それでも諦めることなく、現在も署名活動に取り組んでいます。
ご参加いただいた皆さん、本当にどうもありがとうございました!
「議会が最後の防波堤」
帰りは尾道駅まで、田中さんが車で送ってくださいました。帰り道、「2019年、尾道に移住して、28人中1人しか女性議員がいなかった。それで選挙に出ることを考えたが、移住してきた人間が、選挙に出ることを歓迎する人たちばかりじゃない。でも、これまでダム問題やさまざまな問題を見てて、議会の承認を得たことで執行されることがあるとたくさん見ていて、議会が最後の防波堤だと思う。だから議員になることにした」と話されていました。「議員とは?議会とは?」と自問しました。
次回の広島キャラバンは3月20日の安芸高田で実施予定!議員ウォッチも引き続き、残りの都府県へ向かいます。